【完】先輩と保健室で
「せん…ぱ…」
ど、どうしよう…恥ずかしすぎてもう…っ!!
「あ、あはは、私…用事思い出しちゃった!先輩、また明日!!」
ほぼ無理やりだったが、私は椅子から立ち上がり保健室から飛び出した。
「無理だよー!!」
他人から見れば変なことだが、私にとっては今これが叫びたい事なのである。
「はっ、はっ…」
熊切先輩が触れた私の唇に、カッと熱が灯る。
うう…心臓に悪いよ…
「…小春……?」
「え……??」