【完】先輩と保健室で
「…ふぁ……」
どうしよう、また眠くなってきた…
目をうつろうつろさせながら授業を聞いていると、また先生が私に近づいてきた。
「鮎川、お前顔色が少し悪くないか??」
「え……?」
先生はさっきとは打って変わって、心配そうな表情で私を見ている。
「保健室いってこい、少し寝たら良くなるかもしれん。」
「はい…。」
そのまま椅子から立ち上がり、フラフラしながら私は保健室にいった。
「……先輩…」
今は授業中だから、先輩が保健室にいるわけないか……