【完】先輩と保健室で
「へ??」
また私の口から、変な声が出てしまった……。
迎えに来たって…私を??いや、私だよね…。
「あの、ありがとうございます。」
「別に…」
熊切先輩は素っ気なく返事をして、視線を少し横に移した。
「……先輩…」
そうだ…先輩、私服だ。
凄くシンプルな服だが、さすが先輩と言おうか…似合っている。
ただのジーパンでさえも、きらびやかに光っている…。
「鮎川…服…」
「え、何か…変ですか!?」
私は自分が着ている服を、改めて見てみる。
上は軽いパーカーに、下はヒラヒラの…少し頑張ってミニスカートにしてみたんだけど……