【完】先輩と保健室で



東雲先輩はそう断言して、私をジッと見つめてきた。


「え……」


「クマさんと一緒に、少し腫れてる。泣いたって事でしょ??」


「先輩……」


全部を見抜かれたみたいで、心がポキリと折れそうになる。


「……あの…」


「俺で良かったら、話し…聞こうか??」


東雲先輩は本当に心配した顔で、私を見ている。

東雲先輩なら…あの写真の事、何か知ってるかな…?


「実は―――…」



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