【完】先輩と保健室で
先輩が上から多い被さるようにして、私を見ていた。
「せせせ、先輩っ!?」
「…先生じゃない。」
先輩はムスッとした顔と口調で、私を見下ろしている。
「え、あ、へ??」
私が何が何だか分からずに、身動きもとれないままアタフタしていると…
「熊切くん、あまり鮎川さんをイジメちゃ駄目よ。」
と、先輩の後ろのほうから声が聞こえた。
すぐにそれは、誰の声だか分かった。
「先生…!!」
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