【完】先輩と保健室で



「鮎川……」


「先輩…っ」


先輩は私を覆い被さるように、ゆっくりと近付いてくる。


「あの……」


「……鮎川が嬉しいなら、俺も嬉しい。」


「先輩??」


「嬉しい。」


そう言って先輩は、満面の笑顔を私に見せてくれた。

その瞬間、ドキッと私の心臓が跳ねる…。


「熊切先輩……」



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