【完】先輩と保健室で
番外編
■保健室のベッドには…
変わり映えのしない授業は嫌になる。
暇で暇で、眠くなるのは当たり前だと思う…。
「また寝てんのかよ、智??」
「……ん…」
起きると、目の前には輝の顔があって少しビックリ……。
もう、授業は終わったのか…。
「……保健室で寝てくる。」
「はあ!?お前、まだ二時間目―――」
輝の言葉を遮るように、俺は教室の扉をバタンと閉めた。
「あ、熊切先輩だ!!」
「ウソ!?わあ、かっこいい…」