【完】先輩と保健室で



少し甘い匂い…。


その匂いに酔いしれて、俺はそのまま意識を離した。


暖かくて、気持ちよくて……


思えば、この瞬間から俺はこの子に夢中になっていたのかもしれない…。


鮎川 小春。


季節は春。


保健室で出会った、大好きな俺の彼女である―――…


「熊切先輩??」


「…ん……」



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