【完】先輩と保健室で
「なーにが、えへへ何だよ??」
誰かがそう言って、その誰かが私の頭をガシッと鷲掴みした。
「え、勇悟!?」
「そうだけど、俺だと何か悪かった??」
「いや、別に…」と言いながら、私は持っているケーキを後ろに隠した。
「…今、何か隠したろ??」
「えっ…??」
勇悟に見つかったら、絶対に食べられる!!
…そう私が何やかんや考えているすきに、勇悟は私の持っていたケーキをヒョイッと取った。