【完】先輩と保健室で



「せん…ぱい…!!」


「やっぱり、良い匂いがする…」


熊切先輩はそう、耳で囁く。

本当に高校生なのだろうか?と思うほど色っぽい声に、背中がゾクリと震える。

頭の中は、もうパニック状態である。


「先輩……っ」


私はたえきれず、先輩の背中に手を回しギュッと力をいれた。


「……先輩」


「なに??」



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