太陽と笑顔と涙
「ゆんー、クラスどこやった?」
「ちーちゃん!C組やよ~」
小学校の頃からの親友とは
見事に離れてしまった。
「C組とE組だと階が違うやん」
「うん、遊び行くわぁ!」
会話を済ませてクラスへ向かった。
ドアを開けたらもうほとんどの人が席に着いていた。
..知らない顔ばっかりやわ。
友達できんのかな?
ゆんの席は窓側だった。
席に着き、辺りを見渡すと、1人の人物と目が合う。
健ちゃんだった。
..また同じクラスなんや。
彼の名は高橋健。
ツンツンした髪に整った顔立ちをしている。
何年か同じクラスだったこともあり、親しい方だ。
..良かった。仲いい人いて。
でも本当に女の子で仲いい子おらへん。
友達作らへんと!
C組は賑やかなクラスですぐ慣れた。
ゆんは1人の女の子に目が止まった。
「どこ小出身なん?」
ゆんはその子に話しかけた。
「第一小。そっちは?」
「第二小!!友達になってや?」
「ええよ!」
「名前なんて言うん?」
「酒井みき」
「みきちゃんかあ。よろしくな」
ゆんは友達を作ることができた。
みきとは、すぐに打ち解けて仲良くなった。