リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『同級生』・2
小さな袋を2つ差し出してきたので、素直に受け取って、1つ開けて食べた。
「あっ、美味しい♪ チョコクッキーだぁ」
「ええっと…。チョコチップクッキーにチョコレートをかけたヤツだって」
「なるほど。美味しいわね」
ニコニコしながら2袋めを開けて食べていると、ふと視線を感じた。
「…ん? 何?」
「…アンタさぁ、そうやって笑ってれば可愛いのに。何で教室ではあんなブスッとしているんだ?」
アイツは頬杖をつき、不審げなものでも見るような目付きでアタシを見ている。
だからアタシの笑みもすぐに引っ込んだ。
代わりに出てくるのは、彼の言う『ブスッ』とした表情。
「なるべく友達を作らないように。アタシ、いつ引っ越すか分からない身だから」
「あっ、美味しい♪ チョコクッキーだぁ」
「ええっと…。チョコチップクッキーにチョコレートをかけたヤツだって」
「なるほど。美味しいわね」
ニコニコしながら2袋めを開けて食べていると、ふと視線を感じた。
「…ん? 何?」
「…アンタさぁ、そうやって笑ってれば可愛いのに。何で教室ではあんなブスッとしているんだ?」
アイツは頬杖をつき、不審げなものでも見るような目付きでアタシを見ている。
だからアタシの笑みもすぐに引っ込んだ。
代わりに出てくるのは、彼の言う『ブスッ』とした表情。
「なるべく友達を作らないように。アタシ、いつ引っ越すか分からない身だから」