レクイエム
部屋に戻り、服を脱ぎ、シャワーを浴びる。早く寝たいので湯船は諦めた。
風呂場から出てバスローブに身を包む。
寝室に移動し、ベッドに勢いよくダイブ。
特に何かしたわけでもないのにやけに疲れる。睡魔がナキを夢の世界に誘おうとしている。
──見つけた。
脳に響く低い声。
夢、だろうか。
うっすら瞼を上げると、目の前が発光した。
「何!?」
眩しさが段々引いていくと、そこには人影があった。
当然のようにそこに立っているのは、銀髪の男性。ナキよりも長い髪を後ろで1つに結んでいる。
「誰…?」
「やっと見つけたぞ…」
見つけたとは、私の事?何を言ってるのこの人…
「こんな水竜の加護を預かる場所に居れば探すのに骨が折れるのは当然か」
「さっきから何を言ってるの…?」
訳が分からない。水竜とは洞窟にいるドラゴンの事を指しているのだろうか。ナキは起き上がり臨戦体勢になる。
「安心しろ…お前と戦う気はない。警告に来たんだ」
「警告?」
風呂場から出てバスローブに身を包む。
寝室に移動し、ベッドに勢いよくダイブ。
特に何かしたわけでもないのにやけに疲れる。睡魔がナキを夢の世界に誘おうとしている。
──見つけた。
脳に響く低い声。
夢、だろうか。
うっすら瞼を上げると、目の前が発光した。
「何!?」
眩しさが段々引いていくと、そこには人影があった。
当然のようにそこに立っているのは、銀髪の男性。ナキよりも長い髪を後ろで1つに結んでいる。
「誰…?」
「やっと見つけたぞ…」
見つけたとは、私の事?何を言ってるのこの人…
「こんな水竜の加護を預かる場所に居れば探すのに骨が折れるのは当然か」
「さっきから何を言ってるの…?」
訳が分からない。水竜とは洞窟にいるドラゴンの事を指しているのだろうか。ナキは起き上がり臨戦体勢になる。
「安心しろ…お前と戦う気はない。警告に来たんだ」
「警告?」