太陽の宝物
私達は、掲示板へ
「えっーと
私と咲は…
やったぁ!!
同じクラスだぁっ!」
「よかったぁ
それじゃあ
教室に行くよ」
「うん!」
やったぁっ
咲と同じクラスー
友達いっぱい作ろっと
どんなクラスなのかなぁー
ドンっ
「痛ッ
咲、いきなり止まらないでよ!
咲?」
咲が黙って
誰かを見てる
咲の目線をたどると1人の男子がいた
陽介…
頭の中にその名前だけが浮かんだ
相手もこちらに気付いた
「陽介…」
「ッ!!」
何?
私
口走ってるの!?
でも…
言わないといけないって思った
私がその名前を口に出したら
その男子がとても悲しそうな顔になった
「美姫!?
何か思い出したの!?」
「ううん…
何も…
ただ頭の中でその名前が…
っ…」
鋭い痛みが頭に走り
バタンっ
「「美姫ッ!!」」