いじめっこのいじめ方
転校生という対象
「桜井夏実です。宜しくお願いします」
転校初日。
毎年これをひじをついて聞いていたわたしだが、今年はこのセリフをいう羽目になってしまった。
そして誕生日の遅いわたしは窓側後ろから二番目となかなかの席を手にいれた。
隣はというと、いかにも「転校生の隣かよ…。」と声が聞こえてきそうなくらい無愛想のチビ男子。
後ろは髪がストレートで目が大きなカワイイ子。いい子そう。
前はショートのくろぶちメガネ優等生ぽい人。
わたしが皆に囲まれると右隣も前もウザそう…。
早めに特定のグループに入り周りの人を削るしかない。
そんなわけで当然後ろのカワイイ子に話し掛けた。
転校初日。
毎年これをひじをついて聞いていたわたしだが、今年はこのセリフをいう羽目になってしまった。
そして誕生日の遅いわたしは窓側後ろから二番目となかなかの席を手にいれた。
隣はというと、いかにも「転校生の隣かよ…。」と声が聞こえてきそうなくらい無愛想のチビ男子。
後ろは髪がストレートで目が大きなカワイイ子。いい子そう。
前はショートのくろぶちメガネ優等生ぽい人。
わたしが皆に囲まれると右隣も前もウザそう…。
早めに特定のグループに入り周りの人を削るしかない。
そんなわけで当然後ろのカワイイ子に話し掛けた。