東郷女子学園
数分たった後でうりが口を開いた。
「で、エリザベスがこの学園の人が
許せなくて連れ去ってる、と?」
「演劇部ばかりが
いなくなってるのはおかしい」
もものその言葉で
うりときょうは演劇部のゆりか先輩が
震えていたことを思い出した。
「なにかしってるのかな?」
考えこみながらうりが言った。
「でもこれ以上連れ去りが起きても困る」
ももは引き出しの懐中電灯を探している。
「じゃあ、行こうか」
満面の笑みでももがそう言った。