咲き誇れ!!永久の薔薇
 
 
確か常にテストでは首席キープ
 
書道の腕を買われ入学。
 
 
名前は…柊 優祢(ヒイラギ ユウネ)だったはずだ。
 
何故だか普段は直ぐに忘れてしまう他人の情報を覚えていた。
 
 
柊 優祢…。
 
 
俺は柊を見つめていた。
演説を終え舞台袖にいなくなるまでの間。
 
正しくは目が反らせなくなっていた。
 
 
髪は全体に黒く先に目掛けて紫外線の影響か赤っぽくなっている。
 
体型は細く腕を本気で掴めば折れてしまうんではないかと
 
そう思えるほど…。
 

特別綺麗ではなかった。
 
 
実際にこいつ以上の女は何人もいた。
だが、…他の女と何かが違う。
 
 
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