咲き誇れ!!永久の薔薇
一人温室に置いてあるソファーに座り大量に埋めてある薔薇を眺める。
そんな時ふと聞こえた言葉。
「…好き」
突然何処からか聞こえた。
ソファーから立ち上がり
柱の陰から顔を覗かせる。
そこに居たのはお前だった。
ついさっきまで頭の中で考えていた相手。
何故ここにいるかわからなかったが生徒会長の特権というものを思い出す。
俺が一番落ち着く場所。
そこに人が来ることは許すまじ行為。
だが、何故だか怒りは沸いてこない。
頭の中に現れた疑問はこの女は何に対して好きだと言ったのか…
それが無性に気になった。