咲き誇れ!!永久の薔薇
そしていつの間にか口が勝手に動く。
「何がだ?」
「…何方ですか?」
柊は俺の方へ振り返る。
相手の口から紡ぎ出されたのは意外な言葉だった。
この学園で俺を知らない奴がいるわけがない。
ふざけてんのか?
俺はお前を知ってるのに
「俺を知らねえのか?」
「存じません。」
首を横に振った相手に自然と目が丸くなる。女が嘘をついてるようには思えない。
「俺は獅子吼尋だ。」
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