咲き誇れ!!永久の薔薇
「……勝手に出てくんじゃねぇ」
何を言っていいかわからない。
ただ、簡単に思ったことを口にした。
柊は困ったような驚いたような表情をしている。
「あ、あの…?」
うっせぇ、聞くな。
答えにくいんだよ…。
俺から女を抱き締めたことなんて
早々ない。
まだ会ったばかりの(しかも貧民な)女を自ら抱き締めるだなんて…。
「黙ってろ。」
俺の言葉に柊はピタッと動きを止め静止した。
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