咲き誇れ!!永久の薔薇
 
 
─尋side─
 
 
「──以上。」
 
 
次の生徒会長なんざ興味はねぇ。
耳に入ってきたのは演説の終い部分。
 
何を言っていたか?など問いかけられたなら知るか、と即答。
 
 
この学校は自分の私物であり
 
 
ここに通う生徒は皆、俺の玩具だ。
 
 
つまらねえ日常。
何も変わらず過ぎ行く時間。
 
何をしても満たされねえ。どんなに食おうが買おうが女がいようが、足りねえ。
 
 
俺には何かが足りない。
 
 
 
先程演説してた女がこちらを見た。
 
 
バッチリ視線が絡み合う。
先に離したのは向こうの女。
 
 
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