代償としての私の特殊な能力
なに?
私、触られてるの?
ていうか、これって、・・私?
主人公は私を触ってるの?
私は混乱していた。
見えている世界と現実の世界で私の感覚が交錯している。
主人公の目に映っているには、鼻だって口だって間違いなく私。
何より、私自身が目の上に置かれた手を感じ、その温もりまで感じていた。
そういえば、美香のおとうさんが来てたはず。
美香のお父さん?
主人公って、美香のお父さんだったの?