代償としての私の特殊な能力
目は包帯でおおわれてて、見えるはずないのに・・。
でも、間違いなく見えてる。
それじゃ、夢?
違う。
夢なんかじゃない。
ぼんやりとした輪郭はゆっくり近づいてくる。
私は目をこらし、その輪郭の正体をさぐる。
ベッ、ド?
そう、ベッドだ。
ベッドがゆっくり近づいてきている。
ん?逆、だよね。
私がベッドに近づいてるの?
でも、私は動きたくても動けない身体。
なんか、絶対に変。