イケメン君はアタシの彼氏×3~パート2~

「おいっ 亜希、なんて書いてあった?」


そう 優斗たちに聞かれる。



びっしょりとぬれた紙を渡す。




優斗の手が揺れるのが分かる。



「将太と拓也は 教室にいて。

 もし 私が5時間以内に里紅と加奈を連れて戻ってこなかったら

 校内中を探し回って

 そして 優斗も 私と一緒に見つからないように

 探して」


一か八かの賭けだ。もし 優斗が見つかってしまったならば

殺される。


でも ほんとに殺せるのか??


「でもっお前 何言ってるのか 分かってんのカ?」

「一か八かだよっ。優斗がやりたくないのならば
 
 私 独りで行く。」


「あぁ 一人でいけ」

冷たく 優斗は 言い放った



コレまでにない 顔で。

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