【完】青春PLAYBALL!!
「いやいやいや、尚哉笑うとこじゃないから!俺本気なの!マジで。本当頑張らないと、嫌われちゃう・・・・・・」


修平は泣きそうなうるんだ目で俺を真剣に見つめる。


「なんだよ。お前嫌われるようなことしたのか?」


「え・・・いや、そんなことは・・・ねえけど」

歯切れが悪く答えた修平は視線をそらして、荷物を片付け始めた。


怪しい。


「よし、先に行ってるな!」


え?それだけ?

喋らないんだ。

相当やばいことなのかな・・・・・・?


修平は何も話さず、外に飛び出していった。



トントン


部室のドアが鳴った。


「木波。ちょっと入ってもいいかな?」


柚だった。


「いいよ」


俺は素肌にワイシャツを羽織って、急いでボタンをはめた。

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