【完】青春PLAYBALL!!
「あ、ごめん。まだ着替え中だったね」


「別にいいよ。何?いつもみたいに外で待ってればいいのに」


「いやあ、なんか居づらくって・・・ねえ、なんかあの二人、昨日から変じゃない?楢崎、いつもみたいにまもりに調子いいこと言わないって言うか・・・絶対変」


柚は隠れるようにして窓の外を見ながら、ベンチに座る二人の様子を気にしていた。


「まあ、大丈夫なんじゃない?そんな気にしなくても。調子いいこと言わないのは修平が本気になったってことだし」


「本気?何が?」


柚は眉間にしわを寄せながら俺に尋ねた。


「え?」


「ん!?」


柚はとぼけたように目を見開いている。


こいつ・・・気づいてないのか。


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