【完】青春PLAYBALL!!
バス停に着くと、修平がスポーツバックの隣にしゃがみ込んでいた。


「おはよう、修平」


「うっす、尚哉。スポーツバック持ってる尚哉久しぶりに見た」


修平が嬉しそうに微笑む。


「そういえばお前、綾に教えただろ?俺がまた野球始めたこと」


「え!?なんで知ってるの?」


修平が驚いて立ち上がる。


「んー。昨日、綾からメールきた」


「え!?綾からお前に?」


と言って、修平は気まずそうに口をつぐんだ。


「修平、俺綾と別れたことそんな落ち込んでないから、あんま気使うなよ」


「そっか。ごめんな」


修平はそう言うと、またしゃがみ直した。



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