【完】青春PLAYBALL!!

修平は寝癖のついた短髪をワシワシと掻き回しながら、照れくさそうに言った。



「嬉しくてさ。だから綾にメールしたんだ。俺、お前がまた野球やるって言ってくれて嬉しかった」



「……」



「どんな理由にしてもさ、また一緒にやれるって思うとすげえ嬉しい」



「……」



「頑張ろうな!」



修平の邪気のない笑顔が胸にズンと、重くのしかかった。


俺が野球をやめようとした理由。



それは――――。


< 14 / 408 >

この作品をシェア

pagetop