【完】青春PLAYBALL!!
教室に入ると見覚えのある姿があった。
あれ?
もしかして一緒のクラスだった?
視線に気づいたのかそいつも俺の顔を見た。
「あ、おはよう」
「うっす…あれ?同じクラスだったっけ?」
「ううん、私は……」
柚はそう言って、隣にいた女の子と目を合わせた。
その子はにこっと、俺に微笑みかけた。
前髪をぱつんと切っているのが印象的だったから、なんとなく覚えてる。
「あっと…女子の一番最初の名簿だよね?あ……」
「相川!相川まもり」
まもりは嬉しそうに答えた。