【完】青春PLAYBALL!!
「二人は友達?」
「あ、うん、そう。まもりも野球部に入部することになったの。ね?」
柚はまもりの肩に手を置き答えた。
俺は驚いた。
「え?相川さんも野球やってたんだ?」
それを聞いて、まもりは慌てて首をぶんぶんと振った。
「あ、違う違う!私はマネージャーとして入部するの」
「そっか。普通そうだよな。びっくり」
「ちょっと。普通ってどういうこと?」
トーンが低い柚の声に、俺は失言を言ってしまったことに気づいた。
柚の眉間にしわがよっていた。
「……」
やばい。
返す言葉が見あたらない。