【完】青春PLAYBALL!!
PLAY11 *三先の心*
タタンタタン・・・タタンタタン・・・・・・
『まもなく県営球場前です。お出口は右側です』
「汐崎起きろ、着いたぞ」
俺は左肩にもたれかかった柚の頭を、右手で起こした。
「んんー・・・・・・?」
柚はグッと伸びると、目をこすってまた眠ろうとした。
キキーーーーッ
プシュー
「ほら、早く」
俺は柚が抱えていたリュックを肩にかけると、柚の腕を引き電車を降りた。
電車から降りると夏の熱気が肌にまとわりついた。
「あつい。ここどこお?」
柚が頼りなさそうにフラフラ歩きながら俺に尋ねる。
「県営球場だよ。・・・・・・ったく、決勝見にいこうって誘ったのお前じゃないか。目覚ませよ」
「ケッショウ?・・・・・・決勝!」
柚はその言葉で我に返ったかのように目を見開いた。
『まもなく県営球場前です。お出口は右側です』
「汐崎起きろ、着いたぞ」
俺は左肩にもたれかかった柚の頭を、右手で起こした。
「んんー・・・・・・?」
柚はグッと伸びると、目をこすってまた眠ろうとした。
キキーーーーッ
プシュー
「ほら、早く」
俺は柚が抱えていたリュックを肩にかけると、柚の腕を引き電車を降りた。
電車から降りると夏の熱気が肌にまとわりついた。
「あつい。ここどこお?」
柚が頼りなさそうにフラフラ歩きながら俺に尋ねる。
「県営球場だよ。・・・・・・ったく、決勝見にいこうって誘ったのお前じゃないか。目覚ませよ」
「ケッショウ?・・・・・・決勝!」
柚はその言葉で我に返ったかのように目を見開いた。