【完】青春PLAYBALL!!
「木波、早く!」
「ちょっと待てよ・・・てか自分のリュックくらい持て!」
柚は駆け足で駅の改札を抜けていった。
駅から出ると、目の前には偉そうにそびえ立つ大きな球場。
周りは人で溢れていて、アイスやかき氷の屋台がたくさん出ていた。
時々吹く生ぬるい風に乗ってブラスバンドの音が揺れるように聞こえる。
『お待たせしました。沢谷商業対土根高校の試合、まもなく開始でございます』
場内アナウンスが鳴り響く。
「ああ、始まっちゃった!急がないと・・・・・・!」
柚は俺から自分のリュックを受け取り、中をゴソゴソ漁ると財布を取り出し、チケット売り場へと走っていた。
俺も慌ててその後を追いかけた。
「すみません、高校生2枚お願いします!」
「はい。600円です」
「ありがとうございます」
柚は受付の女子高生からチケットを受け取ると、俺に一枚渡した。
「お金渡すな」
「そんなの後でいいよ!そんなことより行くよ!センター席」
柚は俺の手首を掴み引っ張った。
「ちょっと待てよ・・・てか自分のリュックくらい持て!」
柚は駆け足で駅の改札を抜けていった。
駅から出ると、目の前には偉そうにそびえ立つ大きな球場。
周りは人で溢れていて、アイスやかき氷の屋台がたくさん出ていた。
時々吹く生ぬるい風に乗ってブラスバンドの音が揺れるように聞こえる。
『お待たせしました。沢谷商業対土根高校の試合、まもなく開始でございます』
場内アナウンスが鳴り響く。
「ああ、始まっちゃった!急がないと・・・・・・!」
柚は俺から自分のリュックを受け取り、中をゴソゴソ漁ると財布を取り出し、チケット売り場へと走っていた。
俺も慌ててその後を追いかけた。
「すみません、高校生2枚お願いします!」
「はい。600円です」
「ありがとうございます」
柚は受付の女子高生からチケットを受け取ると、俺に一枚渡した。
「お金渡すな」
「そんなの後でいいよ!そんなことより行くよ!センター席」
柚は俺の手首を掴み引っ張った。