【完】青春PLAYBALL!!
PLAY3 *キャッチボール*
部室のドアにそっと耳を当て、中の物音を探る。
「汐崎さん、別の所で着替えることになったらしいよ」
修平がにやにやと話しかけてきた。
「お、おう。そっか」
そうは聞いたもののやっぱり不安で、中の様子をそっと覗いてから入った。
部室で練習着に着替え終え外に出ると、柚がレイキをかけていた。
俺の記憶が蘇ってくる。
まだ高校のチーム帽がない柚は、前のボーイズチームの帽子を被っていた。
ショートカットは帽子に隠れ、スレンダーな柚は、まじまじと見なければ男に見えないわけでもない。
レイキのかけ方も慣れてる感じ。
やっぱり野球をやってきたやつなんだと実感が沸く。
練習が始まった。
俺は柚の動きが気になってしょうがなかった。
ランニングやダッシュといった走力に関しては、男子に負けないくらい走れている。
いや・・・むしろ勝っている。
「汐崎さん、別の所で着替えることになったらしいよ」
修平がにやにやと話しかけてきた。
「お、おう。そっか」
そうは聞いたもののやっぱり不安で、中の様子をそっと覗いてから入った。
部室で練習着に着替え終え外に出ると、柚がレイキをかけていた。
俺の記憶が蘇ってくる。
まだ高校のチーム帽がない柚は、前のボーイズチームの帽子を被っていた。
ショートカットは帽子に隠れ、スレンダーな柚は、まじまじと見なければ男に見えないわけでもない。
レイキのかけ方も慣れてる感じ。
やっぱり野球をやってきたやつなんだと実感が沸く。
練習が始まった。
俺は柚の動きが気になってしょうがなかった。
ランニングやダッシュといった走力に関しては、男子に負けないくらい走れている。
いや・・・むしろ勝っている。