【完】青春PLAYBALL!!
PLAY12 *伝えられない思い*
柚がおかしい。
いつもなら練習中は、修平に負けないくらい声を出すのに。
夏バテとか・・・・・・?
夏休み中は午前午後と練習が続き、炎天下の中での練習はきつい。
それにまして、3年生が抜けて部員は現在8人しかいない。
練習以外の部分でのグラウンド整備や、フリーバッティングで打ったボールの処理。
いろいろな部分で、人数の少ない分のしわ寄せが俺たちの疲労を大きくしていた。
それが原因か?
それが原因じゃないとしたら、あとは・・・・・・。
柚の変化は、普段一緒にいる修平とまもりも感じていたようだ。
「ねぇ、柚?具合悪いの?」
まもりがベンチに座ってボールを磨いている柚に、心配そうに尋ねた。
「え?そんなことないよ。元気元気!」
笑顔で明るく答える柚。
その様子を俺と修平はレイキをかけながら遠くから見つめる。
まもりは俺達の方へ顔を向け、左へ首をひねった。
「絶対変だよね、汐崎さん」
「うん」
「二人で土根の試合見にいってからああじゃない?」
「え?」
「まもりがうじゃないかって」
「やっぱりお前達もそう思ってたんだ」
いつもなら練習中は、修平に負けないくらい声を出すのに。
夏バテとか・・・・・・?
夏休み中は午前午後と練習が続き、炎天下の中での練習はきつい。
それにまして、3年生が抜けて部員は現在8人しかいない。
練習以外の部分でのグラウンド整備や、フリーバッティングで打ったボールの処理。
いろいろな部分で、人数の少ない分のしわ寄せが俺たちの疲労を大きくしていた。
それが原因か?
それが原因じゃないとしたら、あとは・・・・・・。
柚の変化は、普段一緒にいる修平とまもりも感じていたようだ。
「ねぇ、柚?具合悪いの?」
まもりがベンチに座ってボールを磨いている柚に、心配そうに尋ねた。
「え?そんなことないよ。元気元気!」
笑顔で明るく答える柚。
その様子を俺と修平はレイキをかけながら遠くから見つめる。
まもりは俺達の方へ顔を向け、左へ首をひねった。
「絶対変だよね、汐崎さん」
「うん」
「二人で土根の試合見にいってからああじゃない?」
「え?」
「まもりがうじゃないかって」
「やっぱりお前達もそう思ってたんだ」