【完】青春PLAYBALL!!
「たまにはさ、自分一人で頑張ってみたら?」
綾が肩に乗せた頭を離し、テーブルに置いてあったコップを片付けながら言った。
「目指す方法が違っただけで、ゴールは同じじゃない。汐崎さんも尚哉も三先君に勝ちたいんでしょ?」
「うん」
「じゃあ、いいじゃない。一人で頑張って辛いときは私もいるし・・・修平だっているんだから。ね?」
綾はしばらく俺を見つめた後、唇に優しくキスをした。
「汐崎さんのことばっかり考えちゃ嫌だからね?」
綾は俺を強く抱きしめた。
そうだ。
俺にはこうして側にいてくれる人がいるんだ。
何も柚だけにこだわらなくたっていいんだ―――――。
俺は自分にそう言い聞かせた。
綾が肩に乗せた頭を離し、テーブルに置いてあったコップを片付けながら言った。
「目指す方法が違っただけで、ゴールは同じじゃない。汐崎さんも尚哉も三先君に勝ちたいんでしょ?」
「うん」
「じゃあ、いいじゃない。一人で頑張って辛いときは私もいるし・・・修平だっているんだから。ね?」
綾はしばらく俺を見つめた後、唇に優しくキスをした。
「汐崎さんのことばっかり考えちゃ嫌だからね?」
綾は俺を強く抱きしめた。
そうだ。
俺にはこうして側にいてくれる人がいるんだ。
何も柚だけにこだわらなくたっていいんだ―――――。
俺は自分にそう言い聞かせた。