【完】青春PLAYBALL!!
『そうなんだ。あ!ところでさ!もう家ってことは聞いたかと思うけど・・・私合格したよ!』


柚が興奮気味に電話の向こうではしゃいでる姿が目に浮かんだ。


「うん、聞いた。おめでとう」


『ありがとう。まだ代表に決定したわけじゃないんだけどね。とりあえず、これで三先には近づけたかな?』


「そうだな」


『・・・・・・あさってには帰るから。また一緒に朝練しよう、ね?』


「うん」


電話の向こうで、柚を呼ぶ声が聞こえた。


『あ、ごめん。今からミーティングするみたいなんだ。また』


「あんまり無理するなよ。それじゃ」



プ・・・ツーツーツー




俺はしばらく電話が切れた音を聞いていた。





「ゴールが同じ?・・・・・・もう柚はいねえよ」


俺はベッドにごろんと寝ころんだ。



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