【完】青春PLAYBALL!!
ミーティング後、2年生全員で近くのラーメン屋に向かった。


ラーメンだるま。

味噌味しかない、こだわりのラーメン屋さん。

東実野球部が愛してやまないラーメン屋さんだ。

俺たちはいつもと同じ奥座席に座った。


「ほら、まもり。俺の隣に来て」


修平が隣にまもりを呼ぶ。


「ちょっと、やめてよー・・・みんなの前でさあ」


「もう、みんな慣れてますから。気にしないで下さい。ラーメン5つでいいですよね・・・すみません!」


宮田は、テキパキと店員さんに注文を告げる。


「大ちゃん、ごめん。俺、今日ハーフで。金欠なんだあ・・・・・・」


「なんだ、お前。また女王様に貢いだのか?」


修平がからかうように七海に絡む。


「別にそういうわけじゃねえもん。ただ、やっぱり男としてはかっこ悪いデートしたくないじゃん」


七海は大人ぶったすました笑顔で修平を見た。


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