【完】青春PLAYBALL!!
「大沢先輩と付き合えるなんて、七海君くらいしかいないよ。尊敬」


まもりがうんうんと頷きながら七海に話しかける。


「みんなの前だと女王様だけどさ、俺の前じゃ可愛いんだぜ!この前なんかさぁ・・・・・・」


「七海、大沢先輩にちくるぞ」


修平がそう言うと、七海は黙った。


「まぁ、汐崎さんが居たらそう言っただろうね」


修平は真面目な顔をコロリと笑顔に変え、七海をからかう。


「柚、全然会ってないな・・・・・・」


まもりがポソリと呟く。


「まもり、寂しいのか?俺が慰めてやるからな」


修平がまもりに抱きつこうとした。

まもりは慣れたようにさらりとかわした。


「木波君には柚からちょくちょく連絡は来るの?」


「うん。毎日メールはやりとりしてる。こっちのことも心配してるみたいで、練習何してる?とか、調子悪いやつはいない?とか」


「良かったですよね。久しぶりにマウンドに立って試合ができることになって・・・きっと嬉しいでしょうね」


宮田が優しく微笑んだ。

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