【完】青春PLAYBALL!!
「キャッチボール!」


野田先輩の号令とともに、それぞれの場所に着く。


「汐崎、俺今日は奥側行くから・・・って何?」

目の前にはハル。

しかも柚の腕をガッチリ掴んでる。


「柚さん!俺とキャッチボールしましょうよ。中学校の時は三先さんに遠慮してましたけど・・・ね!いいっすよね?」


「何言ってるの?ハル。私の相手は木波だけだから。もう・・・ちょっと、和由!」


和由が柚の声に反応して駆けてくる。


「あー・・・ゴメンゴメン。連れていく」


和由はハルの首根っこを掴むと、ずるずると引きずっていった。


「ライバルはお前かあああ!」


意味不明な言葉を発しながら引きずられるハル。


先行きが不安だ。


周りのみんなもその様子を心配そうに見つめていた。

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