【完】青春PLAYBALL!!
PLAY14 *本当は・・・*
イライラしていた。
あの日以来、柚とのキャッチボールの時間が減った。
朝練に行くと、待ちかまえたようにハルがいて・・・・・・。
ハルはどこから嗅ぎ付けたのか、いつの間にか朝練に顔を出すようになっていた。
朝が弱い和由がいないのも手伝って、柚にベッタリだ。
柚もさすがに根負けしたのか、時々ハルを相手にキャッチボールをするようになっていた。
俺も、ハルの言葉を否定したくて、ついつい相手を譲ってしまう。
「なんだ?練習相手が俺じゃ不服か?」
俺の球をどっしりと待ちかまえるように構えながら、黒須先生が話しかける。
「え?・・・・・・んなわけないじゃないっすか。まぁ、コントロール狂わないようにって、汐崎よりは気使いますけど」
とか言ってるけど、本当は不服だ。
なんだろう。
柚とキャッチボールが出来ないと、何か物足りない。
そんな気がする。
あの日以来、柚とのキャッチボールの時間が減った。
朝練に行くと、待ちかまえたようにハルがいて・・・・・・。
ハルはどこから嗅ぎ付けたのか、いつの間にか朝練に顔を出すようになっていた。
朝が弱い和由がいないのも手伝って、柚にベッタリだ。
柚もさすがに根負けしたのか、時々ハルを相手にキャッチボールをするようになっていた。
俺も、ハルの言葉を否定したくて、ついつい相手を譲ってしまう。
「なんだ?練習相手が俺じゃ不服か?」
俺の球をどっしりと待ちかまえるように構えながら、黒須先生が話しかける。
「え?・・・・・・んなわけないじゃないっすか。まぁ、コントロール狂わないようにって、汐崎よりは気使いますけど」
とか言ってるけど、本当は不服だ。
なんだろう。
柚とキャッチボールが出来ないと、何か物足りない。
そんな気がする。