【完】青春PLAYBALL!!
滅多にみない柚の表情に俺の心臓が高鳴った。


なんか、俺が柚に告白してるみたいな状況に・・・・・・。


「い、いや、勘違いすんなよ。俺が汐崎のこと好きなわけないじゃん。ハッ、ハルの勘違いだって。そんなわけないじゃんって答えたし」


焦っているのか、たどたどしくなってしまう。

別に嘘ついてるわけじゃないのに。


「ハハ・・・そうだよねぇ・・・そんなわけないじゃんねえ?」


「そうだよ。そんなわけないって」


柚は小さく「そうだ」と呟いた後頷き、何事もなかったかのようにスマッシュを打ち続けた。

柚のスマッシュを拾いながら俺も、柚が呟いた言葉を何度も心の中で繰り返していた。




そうだ。

そんなわけないじゃん。


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