【完】青春PLAYBALL!!
「尚哉は本当にそう思ってる?」


「今は思ってるよ?」


「今は?」


「うん。柚の気持ち分からなかった時は、側にいて欲しいって思ってたけど・・・今は柚の気持ち聞いて安心したし。それだけで十分だよ」


「・・・・・・ヤダ」


「え?」


俺の腕のすき間に柚の腕がからみつく。

突然体を寄せられて、俺の心臓が高鳴った。


「私は・・・尚哉の姿がもっとみたい。気持ちだけじゃ物足りない」


「ちょ・・・・・・」


と待てよ。

そんな拗ねた顔で言うの反則すぎだろ?


可愛すぎるって。



頭にまでドキドキが響いてくる。

俺はとっさに顔を背け自分の肩にギュっと顔を埋めた。


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