【完】青春PLAYBALL!!
「わっ!びっくり」


「いや、汐崎に彼氏ってのが意外で・・・・・・」


色々考えこんでいる俺を見て、綾が不機嫌そうな表情を浮かべる。


「何?尚哉、汐崎さんと仲いいの?」


「仲がいいっていうか、少し話すくらいだよ」


「ふうん、そっか」


「・・・・・・それでそれがずっと気になってたわけ?」


「うん!彼氏さんすっごく野球うまくてさ。汐崎さん羨ましいなって思って」


悪気があって言ったわけではないと思うけど、俺を振った理由が理由なだけに、なんだか嫌みに聞こえた。

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