【完】青春PLAYBALL!!
「ごめん、木波。ちょっと休憩。走りすぎた」
柚は息を切らしながらベンチに座り込んだ。
俺もその隣に一緒に座った。
「・・・・・・木波、息切れにくくなったね」
柚は必死に息を整えながら、ぐったり垂れ下がった頭をゆっくりあげて、俺の顔をのぞきこんだ。
「まあ、少しずつ体力は戻ってきてるしな」
「そっか」
柚はそのまま背もたれに体を任せ、空を見上げた。
俺も同じように空を見上げた。
五月(ごがつ)晴れが続く空は、青く青く澄んでいた。
柚の呼吸の音だけがあたりに静かに響く。
その音がゆっくり、ゆっくりとなっていく。
柚は呼吸に合わせるように、語り始めた。
柚は息を切らしながらベンチに座り込んだ。
俺もその隣に一緒に座った。
「・・・・・・木波、息切れにくくなったね」
柚は必死に息を整えながら、ぐったり垂れ下がった頭をゆっくりあげて、俺の顔をのぞきこんだ。
「まあ、少しずつ体力は戻ってきてるしな」
「そっか」
柚はそのまま背もたれに体を任せ、空を見上げた。
俺も同じように空を見上げた。
五月(ごがつ)晴れが続く空は、青く青く澄んでいた。
柚の呼吸の音だけがあたりに静かに響く。
その音がゆっくり、ゆっくりとなっていく。
柚は呼吸に合わせるように、語り始めた。