【完】青春PLAYBALL!!
『ごめんね、木波』
柚の言葉を思い出す。
「ごめんね・・・じゃねえだろ。柚は何も悪いことしてないんだから」
そう呟きながら、ベッド脇においてあった中学校時代に使っていたバットを手にとった。
「確かこのバットで、三先のボールを打ったんだよな」
野球が好きで好きで仕方なかった頃。
俺はがむしゃらだった。
グリップテープはすぐぼろぼろになって、何回も何回も替えた。
そのバットを見つめていたときだ。
俺の腹の底から、ふつふつとあの時の気持ちが蘇ってきた。
「俺、もう一度・・・戦いたい」
俺はグリップをギッと握りしめ、バットを見つめた。
今までとは全く違う自分に変わっていくのがわかる。
柚だけじゃない。
今この瞬間、俺の中には今までいなかった三先がいる。
甲子園で優勝なんて・・・・・・。
柚ほどでかい夢は追いかけられない。
だけど・・・今の俺にはこれで十分だ。
ここから目指していけばいい。
柚の言葉を思い出す。
「ごめんね・・・じゃねえだろ。柚は何も悪いことしてないんだから」
そう呟きながら、ベッド脇においてあった中学校時代に使っていたバットを手にとった。
「確かこのバットで、三先のボールを打ったんだよな」
野球が好きで好きで仕方なかった頃。
俺はがむしゃらだった。
グリップテープはすぐぼろぼろになって、何回も何回も替えた。
そのバットを見つめていたときだ。
俺の腹の底から、ふつふつとあの時の気持ちが蘇ってきた。
「俺、もう一度・・・戦いたい」
俺はグリップをギッと握りしめ、バットを見つめた。
今までとは全く違う自分に変わっていくのがわかる。
柚だけじゃない。
今この瞬間、俺の中には今までいなかった三先がいる。
甲子園で優勝なんて・・・・・・。
柚ほどでかい夢は追いかけられない。
だけど・・・今の俺にはこれで十分だ。
ここから目指していけばいい。