【完】青春PLAYBALL!!
「私も、何を思って木波に言っちゃったんだか。誰にも言ったことなかったのに・・・本当ゴメンね」


「いや、ちょっとストップ。俺が言いたいのはその事じゃなくて・・・・・・。確かにそっちも気になるけど」


「え?」


柚が隣にある俺の顔を見る。

思ったより顔が近くて、俺は一歩横へ出て顔を遠ざけた。


「俺が言いたいのはそのことじゃなくて、ごめんねって言ったこと。俺別にさ、不純だなんて思わないよ」


「・・・・・・木波、気使って言ってくれてるの?不純じゃん。絶対不純だよ」


「そんなことないと思う。だって、野球を本気でやりたくて、見返してやりたかったのが三先ってだけのことだろ?ライバルと思えるやつが好きなやつだって別にいいじゃないか」


「木波・・・・・・」


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