【完】青春PLAYBALL!!
「春の初め以来だな、ここに来るの。夏はここが一番涼しいかもな」
試しにどうでもいいようなことを修平に話しかけてみたが、ほとんど反応はなし。
「そうだねぇ・・・ああっ!!!!」
突然の修平の大きな声に、周りにいた何人かが一斉に顔を向ける。
近くにいた俺はというと、あまりの驚きに体が一歩ひいてしまったくらいだ。
「どうした?」
「い、今汐崎さんの投げたボールがまもりちゃんの足に・・・超痛そう!ケンケンしてるし!俺、まもりちゃんと交代してくる!尚哉はゆっくり休んでて!な!」
修平は俺の肩をポンッと叩くと、慌てて走っていってしまった。
あれ?何?
もしかして・・・そうなの?
今までの修平の様子をグルグルと振り返っているうちに、修平は全速力でグラウンドを横切り、まもりの側へと駆け寄っていた。
「分かりやすいわ・・・・・・」
そんないじらしい親友の姿を見せられたら、俺の話したいことはどうでもいいようなことのような気がした。
修平はいつもそうだ。
いつだってああして懸命になってくれるんだ。
試しにどうでもいいようなことを修平に話しかけてみたが、ほとんど反応はなし。
「そうだねぇ・・・ああっ!!!!」
突然の修平の大きな声に、周りにいた何人かが一斉に顔を向ける。
近くにいた俺はというと、あまりの驚きに体が一歩ひいてしまったくらいだ。
「どうした?」
「い、今汐崎さんの投げたボールがまもりちゃんの足に・・・超痛そう!ケンケンしてるし!俺、まもりちゃんと交代してくる!尚哉はゆっくり休んでて!な!」
修平は俺の肩をポンッと叩くと、慌てて走っていってしまった。
あれ?何?
もしかして・・・そうなの?
今までの修平の様子をグルグルと振り返っているうちに、修平は全速力でグラウンドを横切り、まもりの側へと駆け寄っていた。
「分かりやすいわ・・・・・・」
そんないじらしい親友の姿を見せられたら、俺の話したいことはどうでもいいようなことのような気がした。
修平はいつもそうだ。
いつだってああして懸命になってくれるんだ。