[短編]HEART【完】


────ピピピピッ


『んーー……』

機械音と共に目が覚めた。
先生ももちろん目が覚めたみたいで、


「あーごめん、OFFにするの忘れてた。」

と言いながら、ベッドの横に敷いてある布団から出てきた。

そしてあたしのオデコに手をおくと、


「熱さがったみたい、良かった。」

といって笑顔を向けた。


あたしは寝起き、なのにドキドキしていた。
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