[短編]HEART【完】
…‥キーンコーンカンコーン
終わっちゃった、
先生との授業。
相変わらず先生の英語の発音は
キレイで、憧れた。
「なあ、俺これで帰れるから。玄関出た所で待っててくれない?」
うひょっ!!
『ふぇっ?何で?』
「風邪ひいてんじゃん、授業中も辛そうだったから…‥今電車、帰宅時間で混んでるから座れないじゃん、どっかで暇つぶして、30分くらいしたら電車乗ろう。」
嬉しい、でも
『平気だよ、立ってられるから!!それに先生は電車じゃないじゃん。そんな事までいいよ、』
そう、先生は
電車じゃなくてバスだ。
先生と2人で居られるのは嬉しいけど
そこまで迷惑かけられない。
「じゃあ今帰るとしても、待ってて!!絶対だからね、急いで着替えるから!!」
『…‥はぃ。』
返事しちゃったよ、
まぁ一緒に歩けるだけでもいっか!!
待ってよ。