SKY
「何や?次も来て欲しいんかぁ?」


俯きながら話してる麗奈。


さっきの叫び声はきっと俺に気付いてビックリしたからなんやな。


俺もビックリしてるけどな(笑)


「麗奈。何時に終わるんや?」


「何が?」


「ここの仕事」


「・・・3時かなぁ?」


曖昧やなぁ(笑)


「そか。じゃ、またその頃顔出すわ」


顔に?を漂わせ俺にありがとうございますって小声で言ってる麗奈を見ながら足早に店内を出た。


車に乗り込んだ俺はきっと顔がにやけたと思うで(笑)


「まさか。まさかやで!!」


取り合えず麗奈が終わる時間までこの駐車場に居るわけいかんから近くのショッピングモールへ移動し、車を止めたんや。


俺は興奮しながらカケルに電話したんや。


「麗奈がおった~~!!偶然あったんやぁ!!」


「マジで言ってるんかぁ?」


「大マジや!コンビニで働いてたで(笑)そんでな・・・」


俺はさっきの事を子供の様にカケルに話してたらしい。(後でカケルに聞いた(汗)


麗奈の前では冷静を装ってたけどな。


本当はそのまま連れ出したい気分だったんじゃ。


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